宅建の資格と通信講座

“自分磨き”には回り道も大事

仕事には直結しそうになさそうな知識が、あとから役立ちます

私は40代の会社員です。私が、現在の仕事とまったく縁のない宅建を目指した動機は、純粋に何かに集中して勉強したかったからです。
カッコよく言えば「自己研鑽」です。いまの若者世代のみなさんですと“自分磨き”という言葉になるのかもしれません。

“自分磨き”と聞きますと、私などはちょっと軽いノリを感じてしまいます。
女性の方には失礼かもしれませんが、なにか結婚前にすぐにできるお稽古ごとをたくさん経験しておくのが自分磨き、そんな印象があったりするのです。
でも最近は、ヘアーメイクやファッションコーディネートを習いにいく男性も少なくないそうですね。『外側だけきれいにして、本当に自分磨きになるの!?』と、感じてしまうのはオジサンの余計なお世話かもしれませんね。

宅地建物取引主任者(宅建)の資格を目指す人の約半分は、不動産や金融業とは関係のない仕事をしている人たちです。
調べてみましたら、不動産業の方が30%くらい、金融業と建築業の方が大体10%ずつ。残りの50%は、私のようにその他の業種の人や、学生や主婦のみなさんということになるようです。
『仕事に必要でもないのになぜ!?』と思われる方もいらっしゃるでしょうが、そこがやはり、純粋に自己研摩、自分磨きということなのだと思うのです。

老婆心ついでの余談になりますが、一見、いまの仕事には必要でないものに夢中になってみることはとてもいいことだと思います。
読書などもそうですよね。営業の仕事をしている人がセールスには関係のない社会福祉の分野を読み漁ってみて、何か新しい視野が開けるとか、一見回り道に思えることが振り返って実になっていることが、みなさんにもおありだと思います。

さらに資格の取得ということになりますと、はっきりと成果を確認することもできます。『国家資格に合格した』という成果です。
成果・成果と言われると耳が痛いですか?いまの会社はどこも成果主義ですからね。「結果を出せ、目標必成」と上司の方に言われて続けているでしょうから。
しかし、いまの仕事には直結しそうもない資格を、自分から目指して、それに合格(成果)した時の気持ちには、やらされ感もありません。宅建に合格した時には、純粋に喜びを感じられる成果が、そこにはあるのです。

それまであまり考えることのなかった法律科目の知識が身に付くことで、ものの見方も変わってきます。不動産業とは関係のない会社さんでも、宅建や簿記の資格取得を薦めているところは多いようです。そんな会社さんの思惑は、社員さんの価値観を広げることにあるように、私は思っています。

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